手帖の話5

手帖の話5

また手帖のお話に戻らせていただきます。

父が、文芸春秋社の文藝手帖を使っていたのは、2014年が最後でした。それもほとんど私の文字になっていますから、完全に私が管理して書き込み、父はそれを見るだけになっていたと思います。

2015年以降は、文藝手帖を父が使うことはなくなりました。

私が私の手帖で管理し、父はそれを見ることもなく、私に任せていました。

父は、「淺造の命令に従うだけです」と言っていました。

毎年文藝手帖は送られてきていましたが捨てていたと思います。

送られてきたのは、2019年が最後でした。

そして昨年暮れに文藝春秋にダメもとでお願いして、「私も今年から父が使っていた文藝手帖を使いたいので、いただくことはできますか」と言い、父が使っていた手帖の写真も送りました。

担当者は、その写真を見て感激して、「勿論です」と言って今年の分を直ぐに送ってくださいました。

ということで2014年と今年の手帖の写真をアップしました。


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この記事へのコメント

和田純子
2021年01月23日 15:36
文藝春秋の手帳をキーン先生と同じように誠己さんが今年から使われるのですね。
キーン先生がお喜びになられていることでしょうね。
2021年01月24日 10:01
文藝手帖は、コンパクトで、しっかりしていて、とても使いやすいです。
和田純子
2021年01月25日 07:36
文藝手帖の本物は見たことがありませんので、今なら店頭で見られると思いますので、見てみたくなりました。
和田純子
2021年01月25日 16:16
街に出かけましたので、どんな手帖かと本屋さんに行きましたら、見つかりませんでした。
帰って来て調べましたら、とても貴重な手帖でした。
文藝手帖は寄稿者の皆様と業界関係者に贈呈なさっているのでした。
2021年01月25日 22:50
そうですね、文藝手帖は非売品で、文芸春秋社から関係者に贈呈されるものだと思います。